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AIを使った攻撃提供元による事案報告

Anthropic、Claude Codeを悪用したスパイ活動を報告―調査から情報持ち出しまでAIを利用

2025年11月公表の事案を振り返ります。攻撃者はClaude Codeに作業を分担させていました。AIの役割と限界を確認し、公開サービス・認証情報・監視の対策につなげます。

元報告:2025-11-13 / 公開・最終確認:2026-10-15
Codingholic 編集部 · 約4分

2025年9月に検知、約30組織が標的に

Anthropicは2025年9月に検知したスパイ活動を、同年11月13日に公表しました。同社によると、攻撃者はClaude Codeを悪用し、世界の約30組織を標的として、そのうち少数への侵入に成功していました。約30組織すべてで情報漏えいが確認されたという意味ではありません。本記事は提供元の報告を整理したもので、当メディアが被害組織や攻撃全体を独自に検証したものではありません。

作業を分割し、防御目的と装ってAIを悪用

  1. 01攻撃者が作業を分割
  2. 02AIが調査・侵入作業を支援
  3. 03得られた情報を次の行動に利用

同社によると、攻撃者は作業を小さく分割し、正当な防御目的の調査だと装ってAIに実行させていました。AIは対象の調査、侵入、認証情報の取得、データの持ち出しや分類に使われた一方、標的の選定や重要な判断には人間が関与していました。報告には、AIが認証情報を誤って生成したり、公開情報を機密情報と取り違えたりした例もあり、完全自律で確実に攻撃できたという話ではありません。防御側は「AIによる攻撃か」の判定だけに頼らず、不必要に公開された入口、過大な権限、監視できていない操作を減らす必要があります。以下は報告を踏まえた一般的な点検案です。

今日の自己点検

次の項目を確認しましょう。分からない項目は、管理者に確認してください。

  1. 運用担当者:公開サービスと更新状況を棚卸しする管理画面・検証環境を含め、インターネットから到達できるサービスと管理担当者を確認します。サポート終了や未適用の更新を洗い出します。
  2. 開発・管理担当者:認証情報の権限を確認する使っていない認証情報を無効化し、用途に必要な範囲へ権限を絞ります。本番用と開発用を分離し、有効期限も確認します。
  3. 監視担当者:大量取得の検知と通知先を確認する認証失敗の急増、新しい場所からのアクセス、大量取得などのログと通知を確認します。通知を受けた人が、認証情報の停止手順を把握しているかも確認します。

全項目の確認は、安全性の保証ではありません。

不審なアクセスはログを保全し、認証情報への対応を判断

不審なアクセスが見つかったら、ログを保全して管理担当者へ連絡します。影響する認証情報の停止・更新やアクセス制限を検討し、組織のインシデント対応手順に沿って調査してください。

この点検で分かること・限界

この3項目は基本的な点検で、侵入されていないことの証明ではありません。攻撃の帰属や自動化の程度はAnthropicの評価として扱い、確定した独立検証結果とは区別します。

出典と編集について

Anthropic:Disrupting an AI-orchestrated cyber espionage campaign ↗

出典の報告と、編集部が提案する点検・対策を分けて記載しています。本記事の点検項目は個別環境の診断結果ではありません。

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