Nextcloud内蔵CODE Serverにコマンド実行の脆弱性―無効化だけでは防げず
Collaboraが修正版への更新を改めて呼びかけ。対象はNextcloudの追加アプリで、独立したCollabora Onlineサーバーは影響を受けません。
更新呼びかけの公表日:2026-10-15 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分
Collaboraは2026年10月15日、Nextcloud向け「Collabora Online - Built-in CODE Server」の利用者に、26.4.303以降への更新を呼びかけました。対象の脆弱性はCVE-2026-110447です。修正は約1か月前に提供済みで、14日のセキュリティ勧告に続く案内です。
影響するのは、追加アプリrichdocumentscodeの26.4.303未満です。提供元の勧告によると、外部からのリクエストにより、Webサーバーの実行ユーザー権限でOSコマンドを動かされる可能性があります。認証や利用者の操作は不要ですが、内蔵CODE Serverが動いていないことが成立条件です。再起動や更新、クラッシュ後などが該当します。
アプリを無効にするだけでは回避できず、修正版への更新かアプリの削除が必要です。Nextcloud 29以前を使っている場合は、Nextcloud自体を更新するか、このアプリを削除するよう勧告しています。独立したCollabora Onlineサーバーは今回の対象ではありません。
CVEの記録には、9〜10月に実際の悪用があったと記載されています。一方、被害件数や国内での被害は、今回確認した一次資料では分かりません。AIを使った攻撃とする根拠も示されていません。
管理者はNextcloud本体のバージョンだけで判断せず、追加アプリの有無とバージョンを確認してください。更新対象はrichdocumentscodeです。編集部としては、更新後のバージョン確認に加え、不審なアクセスやファイルの有無を調べ、過去の侵害が疑われる場合は調査担当者に引き継ぐことを勧めます。更新だけで侵害済みの状態まで解消したとは判断できません。
出典と編集について
Collabora:Stay Safe: Upgrade Everything Regularly(10月15日) ↗Collabora:対象バージョン・成立条件・更新と削除の勧告(10月14日) ↗
CVE-2026-110447:悪用状況と対象構成の記録 ↗
本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。