Visual StudioのCopilotに脆弱性―設定の保護を回避しコード実行
外部の文章に仕込まれた指示から、AIが自身の設定を変更。研究者の実証で判明した原因と、公開された修正を整理します。
一次発表日:2026-10-13 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分
10月16日に国内で報じられた、Visual StudioとSQL Server Management Studio(SSMS)のCopilotに関する脆弱性「CVE-2026-103572」。研究者のJohann Rehberger氏は13日、外部コンテンツの指示を通じてAIに設定を書き換えさせ、端末上でコードを実行する手法を公開しました。Microsoftは同日に修正を提供しています。
研究者によると、原因はファイルパスの検証と、Windowsが実際に書き込むパスの解釈のずれです。末尾にピリオドを付けた名前は検査を通過する一方、書き込み時には同じ設定ファイルを指し、本来の変更制限を回避できました。
外部ファイルやMCPサーバーの応答に含まれる指示でCopilotを誘導し、MCPの起動設定などを変更させる流れです。AIの出力を利用するだけでなく、AI自身の実行環境を書き換えさせた点が問題でした。公開された内容は研究者の実証であり、実際の侵害被害を報告したものではありません。
MicrosoftのVisual Studio 2026リリースノートでは、18.10.4に本CVEの修正が記載されています。担当者は利用する製品・更新チャネルの修正版を確認してください。SSMSの修正状況をVisual Studioのバージョンだけで判断せず、製品ごとに確認する必要があります。
出典と編集について
Johann Rehberger/Embrace The Red:Visual Studio Copilot and SSMS Remote Code Execution(10月13日) ↗Microsoft:Visual Studio 2026 リリースノート(18.10.4) ↗
本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。