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AIを狙った攻撃速報発表元の一次情報

Google、LLMjackingの課金被害を報告―盗まれた鍵で1日10万ドル超の不正利用

LLMを使っていなかった環境でも、奪ったクラウド権限でサービスを有効化。APIキーの失効と、追加された権限・アカウントの調査が必要です。

Google・Mandiantの調査公表日:2026-11-02 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分

GoogleとMandiantは2026年11月2日、企業のLLM利用権限を奪う「LLMjacking」の調査結果を公表しました。2026年に対応した複数事案では、不正利用の課金が1日で10万ドルを超え、アクセスを止めるまでの累計が100万ドルに達した組織もありました。これは観測事例の金額で、すべての被害組織の平均ではありません。

主要な入口は、漏えい・窃取されたクラウド認証情報です。IAMの鍵、サービスアカウント鍵、GitHubの個人アクセストークン、セッショントークンなどが使われました。公開リポジトリからLLM APIキーを探す例に加え、LLMが未使用だった環境で攻撃者がサービスを有効化する例も確認されています。

攻撃者は権限を広げ、不正なアカウントや追加の鍵を作成してアクセスを維持しました。奪ったLLM利用枠は中継基盤に集約して転売し、推論費用を被害組織へ転嫁します。単なるAPIキーの使い過ぎではなく、クラウド基盤への侵入を伴う事案が含まれる点が重要です。

同社は、不要なLLM権限を与えないこと、秘密情報のスキャン、鍵の管理・更新を推奨しています。利用量だけでなく、身に覚えのないAIサービスの有効化、IAMアカウントや鍵の追加も監視対象です。被害時は流出した鍵を失効させるだけで終えず、攻撃者が追加したアクセス経路を調べる必要があります。

出典と編集について

Google Threat Intelligence Group / Mandiant:The Rise of LLMJacking: How Threat Actors Monetize Compromised Cloud and Model Resources ↗

本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。