python-jose CVE-2026-120459はCritical―空のHMAC鍵を使う構成でJWT偽造
3.5.0までが対象。鍵が空になる処理経路が成立条件で、導入しているだけで全環境が認証回避される問題ではありません。
CVE公表日(元のIssueは3月8日):2026-11-02 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分
VulnCheckは2026年11月2日、Python向けJWTライブラリpython-joseのCVE-2026-120459を公表しました。同機関のCVSS v4.0評価は9.1、Criticalで、3.5.0までが対象です。元の公開Issueは3月8日に作成されており、今回新しいのはCVEの公表です。
HMAC署名を処理するHMACKeyとCryptographyHMACKeyが、長さゼロの鍵を受け入れる不備です。アプリケーションがHS256、HS384、HS512の検証に空の鍵を渡す場合、攻撃者が任意の内容を持つJWTを作成し、正しいトークンとして受理させることができます。
成立には、検証用の鍵が空になる構成や処理経路が必要です。たとえば値が空の対称鍵JWKも対象になります。正常な秘密鍵を使うすべての環境へ影響を広げたり、同じIssueで挙がった別のアルゴリズム混同問題と同一視したりしないよう注意が必要です。
11月4日の確認時点で、開発元の最新リリースは3.5.0で、修正版を確認できませんでした。当社では、JWT検証に渡す鍵が空・未設定なら処理を失敗させる対策を提案します。環境変数の欠落時やJWKの読み込み失敗時に空文字へ置き換えていないかを確認し、空の鍵で認証が成立しないことをテストする対象です。
出典と編集について
VulnCheck / CVE Program:CVE-2026-120459:python-joseの空HMAC鍵による認証回避 ↗開発元リポジトリ:2026年3月8日のIssue #398 ↗
本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。