SafePayの被害が少なくとも600組織に―米英独当局が侵入手法を公表
漏れた認証情報や既知の脆弱性から侵入し、データの持ち出しと暗号化に加え、バックアップの破壊で復旧を妨げます。
公式発表日(米国東部時間):2026-10-20 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分
米CISAとFBI、英独の捜査機関などは2026年10月20日、ランサムウェア集団SafePayに関する共同勧告を公開しました。発表は日本時間21日です。2024年8月以降、複数の重要インフラ分野で少なくとも600の被害組織を確認したとしています。
今回の勧告は、2026年8月までの捜査で分かった手法をまとめたものです。侵入口には流出した認証情報、パスワードの総当たり、フィッシング、外部公開システムの既知の脆弱性が含まれます。新しい未知の脆弱性がなければ攻撃できないわけではなく、未修正の機器や盗まれたアカウントが利用されています。
侵入後は正規の遠隔管理機能などを悪用してネットワーク内へ広がり、データを持ち出して暗号化します。さらに、復元用の機能を止めたり、バックアップを保存したNASを初期化したりして復旧を妨害します。暗号化の解除だけでなく、盗んだ情報を公開するという脅しも使います。
当局は、外部公開システムの悪用済み脆弱性の修正、VPNなどへの多要素認証、管理権限の制限を求めています。バックアップについても、オフラインかつ変更・削除できない形で保持し、復元できるか定期的に確認するよう勧告しました。公表件数は累計で、直近の一斉攻撃による被害数ではありません。
出典と編集について
CISA・FBIなど:#StopRansomware: SafePay Ransomware(AA26-293A) ↗CISA, FBI and Partners Release Joint Cybersecurity Advisory on SafePay Ransomware ↗
本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。