Thunderbird、Exchange設定時にパスワードを平文送信する不備を修正
メールを読むだけで生じる問題とは異なり、アカウント設定時の自動検出が対象です。通常版とESR版の両方に修正が提供されました。
Mozillaの公表日:2026-10-20 / 公開: / 更新: / 最終確認:
Codingholic 編集部 · 約2分
Mozillaは2026年10月20日、メールソフトThunderbirdの158.0.1と153.5.1で複数の脆弱性を修正したと公表しました。このうちCVE-2026-113866は、Exchangeアカウントの設定時に入力したパスワードを暗号化せずに送信してしまう問題です。重大度は「High」とされています。
原因は、接続先を自動で探すAutoDiscoverの処理です。Thunderbirdは対象ドメインへの問い合わせに平文のHTTPも使用していましたが、その要求に利用者の認証情報まで含めていました。Mozillaは、この通信を取得できるネットワーク上の攻撃者がパスワードを入手できると説明しています。通常のメール受信全般でパスワードが流出する、という発表ではありません。
同じ更新では、XMPPチャットの自動応答に細工した内容を混ぜられる問題や、POP3・SMTPのNTLM認証でメモリーの内容が相手サーバーへ漏れる問題も修正されました。影響する機能と認証方式がそれぞれ異なります。
Thunderbirdの管理者は、通常版なら158.0.1、ESR版なら153.5.1以降への更新を確認してください。公表資料に実被害の件数は示されていません。更新は不備を修正するもので、過去に送信された認証情報を取り消す処置ではありません。
出典と編集について
Mozilla/Thunderbird:Security Vulnerabilities fixed in Thunderbird 153.5.1 ↗Mozilla:Thunderbird 158.0.1のセキュリティ修正 ↗
Thunderbird 153.5.1esr リリースノート ↗
本記事は公表資料に基づく速報です。判明した範囲を記載しており、続報で内容が変わる場合があります。